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履き心地が良い。ニューバランスおすすめ定番20モデルの比較や評価、特徴などを紹介。

Newbalance人気の定番スニーカー

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ニューバランスの定番スニーカーには多くの型番や種類があります。その中からどれを選んだら良いのか?おすすめは?どれが定番なのか。どの型番が人気なのか。最初のうちは分からないものですよね?そんな方のために、定番モデルの型番。履き心地の違い、生産国の違い、機能の違いや比較など評価と特徴を含めながら、ニューバランスの定番スニーカーとは何なのかをご紹介していければと思っています。

「格好が良い靴」なら他のブランドでもたくさんの選択肢の中から選ぶことができると思いますが、その中からでも選ばれ続けるニューバランス。
これはもはや流行ではなく、定番であり、ある意味トラディショナルな域に達しているのではないか。なんて思っていたりもします

そんな話しはさておき、まずはニューバランスとは何か?を紹介しながらニューバランスのことをもっと知ってもらいつつ、定番モデルの評価や特徴を紹介していきます。

ニューバランスとは?

最近ではニューバランスはたくさんのスポーツにも参入していて、スポーツメーカーとしての地位を確立していますが、その始まりは、アーチサポートインソールや矯正靴を作るメーカーでした。1960年代にオーダーのランニングシューズを作っていたのですが、その当時から履き心地を追い求め、その後ニューバランス社は現会長のジェームス・S・デービスに買取されることになるのですが、元からある履き心地を引き継ぎ現在のニューバランスとして存在しています。

1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして、ニューバランス社は誕生しました。社名の由来は、履いた人に“新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことによります。

足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への深い理解があってこそ可能となる矯正靴の製造。
このノウハウをもとに、60年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始します。

NBの歴史|NBについて|New Balance Japan

特に人気なのは1980年代〜1990年代に発売されていたモデルで現在ではそれらのモデルが復刻されたりリファイン(改良化)されニューバランスの定番モデルとなり、LIFESTYLEラインとして販売され人気を継続しています。

人気定番シリーズ

その定番モデルなのですが、各モデルには名前ではなくて、アルファベットと型番がついています。(例:M1400・M996など)
そしてこの型番は番号ごとにシリーズに分かれています。M1400,M996,M576と有名な定番の番号がありますが、これを大まかにシリーズ分けをすると、

  • 500番台シリーズ
  • 900番台シリーズ
  • 1000番台シリーズ
  • 2000番台シリーズ

この4つのグループがニューバランスでは定番シリーズになります。この3つのシリーズの違いをみてみましょう。

  • 500番台シリーズは主にオフロードランニング向け
  • 900番台シリーズは主にオンロードランニング向け
  • 1000番台シリーズはフラッグシップモデルで時代ごとの最新技術を搭載
  • 2000番台シリーズは1000シリーズから続くフラッグシップモデル

このようにシリーズによってジャンル分けすることができます。
上記3つのグループ以外にも、他のシリーズで有名なスニーカーもありますが、主にニューバランスで人気がある型番はここに所属してます。

製造国の違い

さらに同じ番号でも、USA製、UK製、アジア製等によって分かれ、作りや特徴、値段が変わってきます。

USA製、UK製…値段が高い。素材が特に良い。作りが特にしっかりしている。数字の前にM(MENS)やW(WOMAN)が付きます。
ex:M996 M576

アジア製…値段が安い。素材・作りはUSA・UK製よりは劣る。数字の前にML・MRL・CM(MENS)やWL・WRL・CW(WOMAN)が付きます。 
ex:MRL996 ML576

※一部の商品にはアジア製でもMと数字という商品もあります。

アジア製の特徴として「素材・作りはUSA・UK製よりは劣る」と書きましたが、これはUSA・UK製と比べてしまうと劣るという意味で、素材や作りが粗悪という意味ではありません。アジア製品だけをみれば、良いスニーカーとして評価できます。さらにいえばUSA・UK製品は素晴らしいスニーカーといえることもできます。そういった違いが、USA・UK製とアジア製で違ってきます。

イギリス製であるMADE IN ENGLANDをまとめた記事も書いてます。詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

New Balance MADE IN ENGLAND ニューバランスUK(イギリス)製の魅力のモデル - Heritage circus

アジア製のニューバランスをまとめた記事も書いてます。詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

コスパ重視!ニューバランスの安いアジア製人気定番モデルを選出 - Heritage circus

ミッドソール

ニューバランスの履き心地が良いという評判がありますが、なぜ履き心地が良いのか?たくさんの理由はあるのですが、その中の1つであるミッドソールにその大きな理由があるといっても過言ではありません。シリーズは同じでも各モデルによってミッドソールが違い、その履き心地を左右しています。

  • ENCAP(エンキャップ)クッション素材を安定させる構造
  • C-CAP(シーキャップ)軽量なクッション素材
  • ABZORB(アブゾーブ)クッション性・反発性のある素材
  • ACTIVA(アクティバ)クッション性や安定性を残しながら軽量化
  • REVLITE(レブライト)ACTIVAよりもさらに軽量化

このようなテクノロジーが定番モデルのミッドソールに搭載されています。
下に行くほど最新の技術になるのですが、どのミッドソールにも違う特徴があります。

ミッドソールの特徴ついて書いているので、詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

履き心地のキモ!ニューバランス人気定番モデルをミッドソールで選んでみよう! - Heritage circus

 

デカN・チビN

ニューバランスの定番モデルによっては同じシリーズであっても「Nマーク」の大きさに違いがあります。こちもニューバランスのスニーカーを選ぶときに好みが別れるところです。
基本的には、デカNは80年代頃のクラシックなモデルにつけられ、チビNは80年代後期から90年代にかけてのハイテクなモデルに付けられています。

Nマークの大きさについて書いているので、詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

チビN派?デカN派?ニューバランス定番人気モデルをNマークの大小で選んでみよう! - Heritage circus

クラッシック・ハイテクデザインについても書いているので、ニューバランスのデザインの違いについて詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

外見重視!ニューバランスの定番モデルをデザインから選んでみる。 - Heritage circus

ラスト(木型)の違い

靴を作るときにはラスト(木型)を使って靴の形を成形していくのですが、ニューバランスにもラスト(木型)が存在し、有名なのは「SL-1」と「SL-2」です。

  • SL-1:少し細身のスッキリしたフォルム。
  • SL-2:SL-1よりもゆったりした幅広フォルム。

ラストによってこのような違いがあります。
SL-1は主に900番台シリーズやM1500以降の1000番台シリーズに使用されてます。
SL-2は主にM1300やM1500、M576に使用されています。

SL-1のラストを使用したモデルはM996に代表されるようにフォルムがスッキリと細くスタイリッシュ。SL-2のラストを使用したモデルはボテッとしたフォルムですが履き心地は楽で基本的には日本人の足に合うとされています。

同じラストであっても素材やアッパーデザインの違いによってSL-1でもゆとりがあるモデルも存在します。
2000番台シリーズに関しては、現在「PL-1」という、「SL-1」と「SL-2」の中間のようなラストを使用。

ラストの違いについて書いているので、ニューバランスのラストの違いについて詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

どう違うの?ニューバランスをラストの違いで選んでみよう。 - Heritage circus

 

以上がニューバランスの各モデルをを知る上で重要なことです。それでは各モデルの特徴や評価、違いなどを細かく紹介していきます。

500番台シリーズ

まずは500番代のシリーズから紹介していきます。私も初めて購入したニューバランスは576。500番代シリーズの特徴としては、オフロードランニングシューズで他のシリーズよりもポッテリとした印象があります。これは靴のラストによる違いで、SL-2ラストを使用しているモデルが多いため。オフロードランニングでの使用を考えて、安定感を高めたスニーカーが多く存在してます。

M576

500番代の雄といえば、やはりM576でしょう。1988年にオフロードランニング用のシューズとして発売。2018年には30周年を迎え、Grenson (グレンソン)とのコラボレーションモデルが出たばかり。ニューバランスの中でもロングセラーであり、安定の人気を誇ってます。私は90年代にこのM576を購入したのですが、当時は古着ブームもあり、リーバイスにM576を合わせるアメカジスタイルが定番でした。同じ頃、フットロッカー等のスポーツ店や靴屋さんが別注をかけたりと空前の大ブーム。レザーやヌバック、スウェード、メッシュなど、アッパーのマテリアル(素材)が豊富なのがM576の特徴でもあります(現在は基本的にレザーとヌバック)形はつま先が詰まっているように感じ、それがポッテリという印象。私も初めて履いた時に「足が小さくなったか?」と思ったほどです。この辺が他のシリーズとの大きな違いです。しかしSL-2という少しゆったり目のラストを使っているので安定感もあり履き心地がよく楽でもある。アウトソールはオフロードランニングというだけあってしっかりとグリップ力がある。ミッドソールにはENCAP(エンキャップ)とC-CAP(シーキャップ)を使用。

ぜひ一度履いておきたいニューバランスM576 MADE IN UKの評価と履き心地。あのモデルとの比較を。 - Heritage circus

 

M585

585は1995年に発売されたモデル。500番台シリーズの特徴であるオフロードランニングモデルでM576の後継機種でもある。今現在、MT580の人気の後押しを受け人気を高めてきた。ミッドソールにはおなじみのC-CAPやENCAPの他に「ROLLBAR(ライトウェイトグラファイトロールバー)」を搭載。オフロードランニング時の安定感を増している。M998やM1600あたりの流れを汲んだハイテク系デザインに長いベロにチビNなど、同年代の踏襲を感じさせる。この頃のオフロードランニングモデルの適度な柔らかさと、しっかりとしたフォールド感もあり、履き心地はかなり良い。まだ体験していない人は一度味わってみてほしい。

 

ML574

1990年代後半に576の廉価版として発売され、購入し易い価格からあっという間に人気になったモデルのアジア製復刻版。その後派生するモデルは数知れず。安いとはいっても、そこはニューバランス。履いた瞬間からフカフカとしていて履きやすい。基本的(一部を除く)にはアジア製品ですが、ある意味では現代のニューバランスの顔でアイコニックな存在の一足。ニューバランスは高いというイメージ払拭し、広く一般的に多くの人がニューバランスの靴を履いたキッカケを作ったのもこのモデルなのではないでしょうか。ミッドソールにはENCAP(エンキャップ)を使用している。

 

900番台シリーズ

ニューバランスの中でも人気の高い900番台シリーズ。初代990が発売されたのは1982年。発売以来人気を継続し、様々なモデルを発売していく。他のシリーズよりもモデル数が多いのもありますが、傑作が多い900番台シリーズ。外見はシュッと細く、どんなファッションにもあいやすいことから、街中でもよく見かける。その中でも群を抜いて知名度が高いのが996である。スティーブ・ジョブズが愛用したのも900番台シリーズになります。

M990

1982年に発売された初代990。当時でも高価なスニーカーであったが、「On a scale of 1000 this shoe is a 990.(1000点満点で990点に到達した)」という広告を作ったり、ENCAP(エンキャップ)や、「M.C.D(モーション・コントロール・ディバイス)」踵部安定板など当時の最新の技術を集結し、ブランディングに成功をして人気を博し、500番台シリーズ、1000番台シリーズに続く人気シリーズへの石杖を築いたモデル。このモデルは定期的に販売をしているわけではなく、時々復刻し販売される。現在も入手可能。Vibram社製のアウトソールを使用。

 

M995

初代M990から4年後の1986年に発売。衝撃吸収性と安定性の進化を遂げただけでなく、M996の前進モデルとしてマニアックな人気を博しているモデルです。夜明け前と言った所でしょうか。こちらも定期的な販売はなく復刻での販売が中心。最近では2016年に復古され2017年現在でも入手可能。

 

M996

1986年から発売されニューバランスの中でも絶大な人気を誇る996。スタイリッシュなラインで様々なファッションに合うことから多くの人が履かれている。ミッドソールにはENCAP(エンキャップ)とC-CAP(シーキャップ)され安定感も抜群で履き心地も良い。アウトソールは摩擦に強いCARBON RUBBER HEELの刻印があり、カーボンが含まれてることが分かる。ある意味では、ニューバランスの最もスタンダードで、クセがなく初めてのニューバランスにもうってつけなのが996になります。MRL996はアジア製品となり、ミッドソールには最新技術である「REVLITE(レブライト)」を使用し軽量化もされている。M996とMRL996では全体的にも作り込みに違いがあります。究極を求めるのであればM996。気軽に履きたいのであればMRL996。そんな住み分けでどうでしょうか?

 

M997

1990年に996の後継モデルとしてデビュー。ミッドソールには一体成型のENCAP(エンキャップ)とC-CAP(シーキャップ)を使用し、アウトソールには「XAR1000」と呼ばれる驚異的な耐摩耗性を持つカーボン素材を使用。ソールの減りにより強くなる。また特殊な合成樹脂を配置し足首のホールド感もアップ。多くの面で996からブラッシュアップされた。シルエットはニューバランスの中でもスマートとされる996よりも細く長い。996の大人気の影に隠れがちだが、アッパーやNロゴ、シュータン、ミッドソールなどの全てのデザインが、997からハイテク系に変わって行くこととなり、以降のデザイン面での変化において、重要な一足として存在感を放っている。

 

M998

1993年にリリースされたM998は デザイン面でこそ997の流れを汲みつつ、さらにハイテク感が増してきています。M997との大きな違いはミッドソールにあります。そのミッドソールユニットこそABZORB(アブゾーブ)と呼ばれ、この998に初めて搭載されることになりました。アブゾーブは着地時に足が受ける衝撃を確実に吸収し、その力をエネルギーに変えてリターンするという特徴があります。衝撃を受け止めるだけでなく返してくれるというのは考えただけでも凄いですよね。横顔はボリュームのありそうなイメージもありますが、ニューバランスでもかなり細い方の部類にはいります。ロングノーズのような形状をしているので、上から見ると意外とシュッとしているのでスタイリッシュ。ニューバランスの中でも玄人好みな一足。

ニューバランスM998 GYを買ったので履き心地やデザインと特徴や評価を徹底解説 - Heritage circus

 

M997.5

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実は2016年にはM998で初搭載されたABZORB(アブゾーブ)を997に搭載したM997.5というモデルが存在している。さらには997に「REVLITE(レブライト)」を使用したMRL997.5も発売していた。

 

M999

M999は1996年に発売され、998同様にミッドソールにABZORB(アブゾーブ)を搭載している。デザイン面ではハイテク化が落ち着き、996のような落ち着きとハイテク感がゆるい感じで融合した良い頃合い。この後発売される990の二代目の雰囲気も感じさせつつ、クラシカルな面持ちのM999は、ニューバランスの中でも知る人ぞ知る名作であり、人気が高いのもうなずけます。

現在購入できるのはM999の他に、アジア製ML999があります。2017年には「REVLITE(レブライト)」を使用したMRL999も発売されています。

 

M990 V2

990 V2は1998年に発売。初代990から16年後ということですね。こちらは990の二代目というふうに呼ばれています。998からの流れを汲み、ミッドソールにABZORB(アブゾーブ)を搭載。さらにENCAP(エンキャップ)構造を組み込み、安定性とクッション性を進化させてきました。デザイン面ではM998の流れは汲みつつも、900シリーズの定番になるスウェイバーの切り返しが誕生。フォルムも大きく変わり、全体的にポテっとし、この後主流になる流れを感じさせます。また、ヒール部分にはアブゾーブをビジブル化。ナイキのようにビジブルエアほどではないが、ニューバランスらしく、ちょい見せ的なハイテク感を演出。

 

M991

M991は2001年に発売。M990V2とデザインこそ大きな変化は見られないが、ABZORB(アブゾーブ)を前足部にも配置しビジブル化をしているのが大きな特徴。Appleのスティーブ・ジョブズが履いていたスニーカーとして992が有名だが、M991も着用をしていました。発売当時はMADE IN USAでしたが、900シリーズでは珍しいMADE IN UKからの登場も多く、レザー使用で高級感を増してている。
本当にこの靴は疲れない。初めて履いた時にはそんな風に思ったことを思い出します。M991からM993までは他のニューバランスとも少し履き心地が異なる気もします。デザインとしては好き嫌いの別れるM991ですが、その履き心地は素晴らしいの一言に尽きる。

どこまでも歩ける気がする。ニューバランスM991の評価と履き心地。 - Heritage circus

 

M992

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2006年のニューバランス20周年を記念して発売されたのがM992です。デザイン面ではM991 とあまり変化はありませんが、ABZORB(アブゾーブ)を進化させたABZORB SBSを採用。さらにアウトソールのヒール部にNduranceを使用し、より硬さを強化し減りに強く長く愛用できる靴へとブラッシュアップされる。2017年12月現在、復刻を含めて市場に出回っていない。

 

M993

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2008年に発売され、「ABZORB」と「ABZORB SBS」と融合させた「ABZORB DTS」を搭載しさらなる進化を遂げた。これによりランニング時だけでなく、ウォーキング時にもABZORBの機能を体感できるという優れもの。シュータンやヒール部分にはモノクロの星条旗モチーフのデザインが取り入れられている。2017年12月現在、復刻を含めて市場に出回っていない。

 

M990 V4

2012年にM990の三代目が登場し、その後継モデルとして2016年発売されたM990V4はM990の名を持つ四代目。基本的なデザインはM990二代目からアッパーにスウェイバーを配置した流れを汲んでいる。ミッドソールにはクッションと耐久性に優れるACTIVA LITE(アクティバライト)を搭載。ENCAP構造も採用し安定感やサポート感も高めている。インソールにはカップインソールを採用し履き心地はかなり良い。フォルムは900シリーズらしく、だいぶ肉を削いだ感じにシャープになりスマートに。

 

1000番台シリーズ

1000番台のニューバランスはいわゆるフラッグシップモデルとして、その時代の最高の技術を用いて完成された。その分、値段も高級で最高の履き心地を提供し続けている。1300に至っては「RALPH LAUREN(ラルフローレン)」氏が"雲の上を歩いている様だ"と絶賛したり、"スニーカー界のロールスロイス"と呼ばれるなど伝説を数多く残している。1000番シリーズは1300・1400・1500・1600・1700まで。その後は2000番代シリーズへと続いていく。

M1300

1985年に39000円という高級な値段でデビューを果たし、瞬く間にニューバランスのアイコンとなった1300。今でも人気は高く日本企画で5年毎に発売される1300の忠実な復刻品はあっという間に完売。仕様の変更はありますがM1300CLは一部店舗で現在でも購入することができる。ミッドソールにはENCAP(エンキャップ)を採用。アウトソールには「XAR1000」と呼ばれる驚異的な耐摩耗性を持つカーボン素材が使用されている。履き心地としては、それ以降のモデルの方が上ではありますが、ファンなら一度は足を通したい1300はまさしくニューバランスの顔とも言えるべき、伝説的であり代表的な一品。

 

M1400

M1400が発売されたのが1994年。1300の発売から9年後。実はM1400の前にM1500が発売された。これは当時の技術力では開発が困難だったという有名なエピソードがあったため。1400の開発自体は1980年代後半には開始されていたようなので、長年の開発によって陽の目をみた1400。一体成形された「C-CAP(シーキャップ)」を「ENCAP(エンキャップ)構造」を採用し安定性を高め機能性を極める。私自身ニューバランスで一番好きなモデルは?と聞かれたら、M1400という位に好きです。作りの良さ、履き心地、デザイン、機能性。全てにおいて高水準のクラッシックデザインの最高峰モデルとして今も君臨しつづけている。

M1400の人気の理由はここにあり!?履き心地やデザインも徹底評価 - Heritage circus

 

M1500

M1500は1989年に発売。M1400の項でも書いたように、M1500がM1300の後に発売された。一体成型ミッドソール(ENCAP・TPUヒールスタビライザー内蔵)を初めて採用。デザイン的にもクラシックデザインから大きく変わっていくことに。ちょうど900シリーズでいうと、M997と同じような位置付け。Nロゴも小さくなり刺繍になって好き嫌いが別れるモデルですが、ニューバランスの定番商品の中でも一番スタイリッシュなのではないかというファンは少なくない。横から見た感じではけっこうポッテリしたイメージですが、SL-1ラストを採用し上から見るとシュッとしてストレートな感じで、どんなファッションにも合いやすく、ニューバランスの中でも不動の人気を誇る。

 

M1600

写真がありません

1994年、1400と同年に発売された1600。1400のクラシカルな装いとは対象的に、ハイテクへの流れを感じさせるデザインへ。それはデザイン面だけでなく、機能的にもABZORB(アブゾーブ)のソールユニットを搭載。他のモデル程の人気はないが、コアなファンの存在は多い。2017年現在では復刻は今のないのが残念。たまにCM1600というアジア製品が販売していることがあります。

 

M1700

1000番代最後のフラッグシップとして1999年に発売。1600同様にABZORB(アブゾーブ)のソールユニットを搭載。更にすごいのはフルレングスで搭載されているということ。アウトソールのヒール部にはNduranceを搭載しソールの減りに強い。ルックス的にはストリート寄りなちょっと垢抜けない感じ?という印象もありますが、なぜだがしっくりとくるのがニューバランスの不思議。その最高峰となるのがM1700ともいえるでしょう。SL-1ラストながら少しゆったりとした履き心地。その履き心地は言うまでもなく最高です。ちょうど2017年現在、1700の初のUSA復刻モデルも発売中。今ニューバランスでももっともホットな定番スニーカー。

どの定番モデルを買うか?

他にも幾つか定番商品があるのですが、それはまたの機会に紹介したいと思います。
これだけ人気の定番商品があると迷ってしまいますよね?生産国へのこだわりがないのであれば、とりあえずはアジア製からデビューするというのも良いでしょう。ですが、やはりニューバランスといえばアメリカ製、イングランド製というのであれば、デザインやスタイル・好みで選ばれるのが良いと思います。

この記事があなたのいい靴探しにお力添え出来たのならば幸いです。それでは。

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